ガバナンスへの
取り組み

三木産業における
コーポレートガバナンス

当社の経営理念である「規律と秩序」並びに「江戸店式法」を規範とし、従業員の就業規則や内部統制を強化しています。
社長直轄組織として内部監査室を設置し、内部統制の強化を推し進めています。
海外法人の運営については、現地側の独立性を尊重しながらも、本社同様に「規律と秩序」に基づく経営理念を徹底し、統制を図っています。

式法に定められた内部統制や制度遵守の精神を柱に、日々変化する外部環境にも柔軟に対応しながら、「規律と秩序」の遵守を通して内部統制の強化を徹底しています。

三木産業の商道
―江戸店式法―

江戸の本材木町にあった江戸店にはその運営と販売戦術を家法化した「江戸店式法」がありました。この式法は1800年(寛政12年)10月に制定されたものが主文で、その後「付録」と「定」が追加されて3部・42の条文からなっていました。これは、主人の目の届かない遠隔の地にある店においても経営が間違いなく運営されていくよう定められた規則で、本店でもこの式法が遵守されたといわれています。同時に、今日の監査役に該当する「輪番」という制度が設けられ、経営の行き過ぎや誤り、あるいは不正なども厳しくチェックされました。

三木家の当主が、代々このような規律や規則を大切にしたことは、当主自らの手で補筆・訂正した跡が記録に残されていることからも窺い知ることができます。1976年(昭和51年)6月、大幅に改正した現行の社則にも昔からの経営精神が数多く盛り込まれています。

「江戸店式法」主な規定(抜粋)

・会計帳簿は支配人が毎月3回、自分の目で確かめよ
・得意先は少なくとも年に一回、支配人も回れ
・本家の命令の通り、店を運営せよ

BCPへの取り組み

自然災害や新型ウイルス対応など、緊急事態においても業務が滞りなく継続できる体制の構築を推進しています。
具体的には、担当業務以外の業務把握・部署内の情報共有をはじめ、海外法人における決済権限の委譲、受発注業務の他拠点対応に向けた電子化、仕様の共通化などに取り組んでいます。
2021年のリスク管理体制ヒアリングから取り組みをスタートし、2024年までの間に5つのマイルストーンを設定し、着実に体制を整備しています。