社会への取り組み

公益財団法人康楽会による
教育振興

康楽会は、第13世三木與吉郎眞治が、7万2千円(現在の貨幣価値で約2億円)を拠出し、優秀な才能を持ちながら経済的に恵まれない学生のための育英事業として1940(昭和15)年3月に財団法人として設立しました。

戦時中の一時休止を経て、戦後の1951(昭和26)年からは、従来の奨学金の無償供与に加えて新たに「康楽賞」を設け、徳島大学の専任教員及び学生を対象に、優秀な研究及び成績に対して贈与するようになりました。

これまでに多くの教員や学生が受賞し、その件数は4,800件を超えています。徳島大学では誰もが知るこの賞が「励みになっている」との声も聞かれ、贈与式での受賞者たちの晴れやかな笑顔は、日本の明るい未来を予感させてくれます。

2012(平成24)年には、徳島県から高い公益性を認められ、公益財団法人に移行認定されました。

◆康楽賞 教員の部

徳島大学の専任教員で、その研究において成果のあった者
1件あたり15万円 件数12件

◆康楽賞 学生の部

徳島大学の学生で、その人物、学業成績、研究成果が優秀である者
1件あたり5万円 件数24件

◆康楽賞 奨学生の部

徳島大学の学生で、その学業成績が優秀であり、かつ、経済的に困難である者
1件あたり10万円 件数24件

公益社団法人三木文庫

三木文庫は、第13世三木與吉郎眞治が昭和29年(1954)4月、三木産業株式会社創業280周年の記念事業の一つとして創設しました。

所蔵品の多くは三木家の歴代事業の史料集積から成り、三木家が延宝2年(1674)より取り扱いを始めて以来の阿波藍の諸資料をはじめ、庄屋・大庄屋などを勤めたことによる庶民史料、江戸売場先から国元へ送った瓦版や書簡類など、3万数千点に及ぶ資料を保存、公開しています。

平成25年には徳島県から博物館としての高い公益性を認められ、公益社団法人に移行認定されました。また翌年には徳島県教育委員会より博物館法に基づく「登録博物館」に認定されています。

<所蔵品>
◆阿波藍に関する史料(古文書,生産用具,藍染布類,天然色料,染布標本類)
◆庶民資料(古文書,大福帳,三木家事業の記録)
◆古い織物(太布,織物用機器)
◆国の重要民俗史料に指定されている阿波和三盆糖製造用具一式
◆県指定有形民俗文化財の阿波人形浄瑠璃かしら・衣裳・同付属品
◆錦絵や瓦版など

地域における文化事業

松鯉園

三木家の祖・第1世與吉郎規治が徳島の地に住みついたのが1580年(天正8年)、後に現在の三木産業の基となる商いを開始したのもこの徳島県板野郡松茂町です。
400年以上、先祖代々伝承された由緒ある地には約10,000㎡あまりの広大な屋敷と、その中には築山あり、古木あり、名石ありの庭園「松鯉園」があります。1982年(昭和57年)にこの庭園の名を取った有限会社松鯉園が設立されました。

中喜来観音堂

徳島・松茂町中喜来。 樹木に囲まれた広い境内に、東京の浅草寺を模した観音堂が建っています。これは1877年(明治10年)3月、第9世光治が建立したもので、堂内には浅草寺観音堂の分身が安置され、今も町民の厚い信仰を集めています。

人材への取り組み

「寄らば大樹の陰」という言葉のように、安心して任せられる・頼られる人材を育てることは、重要な経営課題です。社員がより「大きな樹」となれるように、階層別研修・語学研修等を行い、社員の能力向上に力を入れています。また、創業の地に赴き歴史や企業理念を学ぶ「総本店研修」を行っています。